「支配型」or「放任型」 子どもが不登校になる親の態度
子どもに対して
こんな接し方をしていませんか?
「子どもが学校に行かなくなった・・・」
不登校の子どもを抱える親は、
その原因がわからず頭を悩ますでしょう。
不登校の原因は、
大きく3つの要因で構成されます。
@親の要因
A子どもの要因
B環境の要因
今回は「親の要因」についてお話します。
不登校の原因@ 親の要因
「親の要因」とは、
主に「子どもへの接し方」を指します。
問題になる子どもへの接し方には2つあります。
子どもを抑圧・支配しようとする「支配型」と、
優柔不断で子どもの言いなりになる
「放任型」です。
「支配型」
例えば、
「ああしなさい」と指示や命令する親や、
過保護な親、常に100%を求める完璧主義の親、
これらは
「子どもを自分の思い通りにしようとする」
思考が共通しています。
「放任型」
支配型と比べると、
子どものありのままを受け入れるイメージがありますが、
この場合の親は、子どもを叱ることが出来ず、
子どもの言いなりになってしまうのです。
そうなると、子どもはわがままになり、
その延長として不登校になるということです。
どちらのパターンであっても、
子どもは親から愛情をもらっていないと感じるので、
その結果、不登校になって親を困らせれば、
もっと愛情をもらえる!という考えになるのです!
「親の要因」の解決方法
不登校の原因における
「親の要因」を解決するには、
最初に自分がどの型に属しているか自覚し、
それを変えていく努力が必要です。
<<必ずどちらかに所属しています!!>>
支配型の人は放任型へ
子どもを自分の思い通りにコントロールしようとしない
放任型の人は支配型へ
子どもの言われるがままにならず、導こうとする
それぞれ傾くように
イメージすると良いでしょう。
ただ単純に
「支配しようとする」「放任しようとする」のではありません。
子どもを支配したり、
放任するのではなく、
子どもの自立を支援する立場である
と親が自覚することから始めると良いでしょう。
学校に行かせる」ことだけに囚われるのではなく、
子どもが自分の力で選択し、自分の人生を歩めるように支援する
つまり、
親が子どもを「自立」へ導く
そういう関係を築くことが、
不登校だけでなく、
親子関係の根本的な解決となるでしょう。
子どもが不登校になったら、
まず親と子どもの関係について、
見つめ直してください。
次のページでは、
不登校の要因A子どもの要因についてお話をします。
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わが子が不登校になったら・・・ @親の要因関連ページ
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- 不登校の原因は、大きく3つの要因で構成されています。今回解説するのは要因A、子どもの要因です。発達障害の子どもは、「偏り」があり、集団生活に馴染みにくい特徴があります。でも、その「偏り」は悪ではありません。
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- 不登校の原因は、3つの要因があります。今回は3つめの要因「環境の要因」について解説します。3つの要因が重なっていることも多々ありますので、この3つの要因全てを頭に入れる必要がありますので、前回、前々回のページも必ず読んでください。