子供が不登校になってしまったと悩んでいる方へ
こんな心の傾向がありませんか?
前回、不登校の原因となる
偏った親子コミュニケーションについて、
「支配型」と「放任型」の説明をしました。
今回は、
「支配型」「放任型」の親が抱える
心の傾向性の話をします。
全てがこれに当てはまる
わけではありませんが、
こういう傾向を持つ人がいる
というお話です。
今までの親子コミュニケーションや、
自分の傾向を理解するのに、
役に立つかもしれません。
「AC(アダルト・チルドレン)の傾向がある親」
機能不全家族の中で育った人が、抱えやすい傾向です。
例えば、「支配型」の親に、
ひどく厳しく躾けられた人や、
「放任型」の親に、
あまり関心を持たれず育てられた人が、
ACの傾向を持つ親になりやすいです。
自分自身が
「愛情を持って育てられた」と思えず、
それが心の傷になる。
それゆえに、自分の子どもとも
適切な距離で関わることが出来ないのです。
ACの人は、
下記のような特徴があります。
- 自罰の意識が強い/自己評価が低い
- 他人から認められ、賞賛されることを求める
そのためには過剰な努力もする
- 自分の判断が認められず、他人に依存する
これを自覚している人の対処法としては、
他人からの評価で自分を支えるのではなく、
自分自身の評価で、自分を支えるようにして下さい。
「完璧主義の傾向がある親」
言葉の通り、
自分も親として完璧を求めます。
それ故、無意識に子どもにも完璧を求めます。
親も子どもも、
「完璧」であれば良いのですが、
それが揺らいでしまったとき、
自分も子どもも責めてしまいます。
完璧主義の人の特徴は、下記の通りです。
親として完璧でなければならないと思っている
子育てが失敗するのではという恐怖がある
子どもの評価が、自分の評価だと思う
対処法としては、
「完璧な親などいないし、完璧な子どももいない」
偏りのない親子コミュニケーションのために
上記の傾向がある親は、
親子コミュニケーションに
偏りが生じやすいのです。
AC傾向は、その特徴故に、
「支配型」「放任型」どちらにも偏りやすい。
完璧主義の傾向がある人は、
自分の期待に添う子は「支配型」、
そうでない子には「放任型」に偏りやすい。
自分にはどんな心の傾向性があるか、
そして「支配型」と「放任型」
どちらに偏りやすいのか。
不登校の原因や子どもと向き合う前に、
自分自信と向き合う必要があります。
あなたは支配型と放任型のどちらでしたか?
ここまで読んできて、不登校の原因は、親子関係の可能性が高い
ということがわかったかと思います。
ではあなたは、支配型、放任型
どちらに偏っていると思いますか?
これを理解して解決することが、
不登校を克服する一番の近道です。
次のページでは、
支配型と放任型それぞれの特徴を
まとめましたので、一度見てみてください。
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不登校の子供を持つ親の心の傾向性やパターン関連ページ
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