不登校の「回復期」 共依存関係から抜け出し、親が自立すること
ついに学校へ!!
親も子どもから自立すること
少しずつ学校に行き始める時期です。
実は一番危険な時期でもあります!
転換期を経て、ついに学校に戻る。
あるいは仕事につく。
子どもが自分の足で、
自分の人生を歩み出す。
そうなったら、
親が子どもから自立することが大切です。
脱・共依存 親も自立すること
不登校の子どもを抱える親には、
不登校の子どもの面倒を見ることで
自分の存在価値を感じている親がいます。
自分の存在価値が
「子どもの面倒を見ること」なので、
無意識に子どもの成長を妨げてしまいます。
実は、不登校の原因や、
不登校を長引かせる背景には、
こういった「共依存」の親子関係に
ある場合は多いです。
確かに、子どもが親から離れ、
自立して歩いていくことは
寂しいことかもしれません。
でも、この「共依存」から脱却することが、
不登校を克服するために必要です。
子どもは、自分の存在価値を
見出す道具ではありません。
子どもは自分とは別の人格を持った
一人の人間だと尊重し、成長を見守る。
それが望ましい親の姿です。
親が変われなければ、問題は解決できません!
見離すのではなく、「見守る」
転換期や回復期では、
子どもの意見を尊重し、
見守る姿勢が望ましいのですが、
「共依存」関係であった親子の場合、
適切な距離が保ちにくい場合があります。
例えば、「親は子どもに干渉してはいけない」
と思うあまり、子どもを見守ることを忘れてしまい、
子どもが「見離された」と感じることです。
また、「もう大丈夫!」と
支援者や社会に任せきりになる場合も、
子どもは同様に感じます。
そのように子どもが感じてしまうと、
不登校に逆戻りしてしまうのです。
親は子どもの自立を支援するために、
子どもの意見を尊重し、見守ること。
自立の道へ歩き出した子どもとも、
会話を持つようにしましょう。
そして子どもの言葉に耳を傾け、共感・尊重し、
心配なことは言葉にして伝え、
子どもの選択を見守りましょう。
お互いが「依存」するのではなく、
お互いが「不干渉」であるのではなく、
成長を助け合う関係を目指しましょう。
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