不登校の「急性期」 対処方法その①
不登校の子どもの急性期、
その特徴と対処方法とは
☆「不登校の急性期」とは・・・☆
子どもが学校にいくことをしぶったり、
実際行かなくなってすぐの時期です。
この時期は、
学校に行けない自分や、それを責め立てる親に、
子ども心はひどく混乱しています。
この時期に、
親が「学校に行きなさい」と捲し立ててしまうと、
子どもは強い抵抗を示し、修羅場となります。
混乱した心に必要なのは、休息です。
不登校の原因を聞き出したり、
無理に学校へ行かせることでなく、
まずはゆっくり休ませることなのです。
暴力への対処：「子どもを加害者にしない」
時には暴力を振るったり、
物を壊したり、
親が身の危険を感じることもあるでしょう。
身の危険を感じたら、
家の外へ避難することも大切です。
学校へ行けない自分や、
それを責め立てる親に混乱し暴れていますが、
親を怪我させるつもりではないのです。
親が怪我をしてしまっては、
子どもは傷つき混乱します。
子どもを加害者にしてはいけません。
身の危険を感じたら、
怪我をする前に外に避難しましょう。
無理難題への対処：「子どもの要求に耳を傾ける」
不登校の急性期では、
子どもは親へ、
「ああしてくれ」「こうしてくれ」と
無理難題を要求することがあります。
子どもから無理難題を言われたら、
「ああしてほしいのね」「こうしてほしいのね」と、
聴き続けるようにして下さい。
無理難題を要求するのは、
その言葉の意味そのものを叶えて欲しいのではなく、
「自分を受け入れて欲しい」
という要求なのです。
つまり、親から、
「ああしなさい」と指示されるだけではなく、
「自分のいう事に耳を傾けて欲しい」
「自分の要求を聞いて欲しい」と
思っているのです。
とにかく子どもの要求を
よく聴いてあげてください。
あまりに実現不可能ではない要求は、
叶えて上げるのも良いでしょう。
無理難題でも、最初から
「そんなの無理でしょ！」と突き放すのではなく、
「こうして欲しいのね」と
聴く姿勢が大切です。
次のページは、「不登校の急性期②」です。
このページに引き続き、
特徴や対処のポイントについてお話します。
問題行動の種類で、不登校の原因を探ることも可能です！
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