不登校の「急性期」 対処方法そのA
子どもが抱える「ストレスの原因」を、
問題行動の種類から探ろう
不登校の「急性期」に起きる
子どもの問題行動の種類によって、
子どもがどんなことで「ストレス」を感じているか、
探ることが出来ます。
どんなストレスが掛かっているか分かれば、
そのストレスを取り払ってあげることが出来る。
つまり、不登校の原因を解決するのに役立つのです。
不登校の問題行動を3つのパターンに分けて、
ストレスの原因を解説します。
問題行動3パターン
「学校が嫌い、とにかく行きたくない」型
学校には行きたがらないが、
暴力や無理難題の要求はなく、
家の中では普通に過ごしている場合です。
この場合は、
学校や学校での人間関係で馴染めないことが、
ストレスになっている場合が多いです。
「暴力・暴言」型
親に対する暴力・暴言、
家にあるものを破壊がある場合は、
家族関係の不和、
特に親への不満がストレスに
なっている場合が多いです。
このストレスが
暴力暴言につながっているわけです。
「無理難題要求」型
親からの押し付けばかりと感じている場合や、
愛されていない、と感じている場合に多いです。
親から指示や強制されるばかりで、
自分が受け入れてもらえないと思うことが
ストレスとなります。
私の経験上、
このパターンが最も多いです!
上記のどれかが不登校の原因となっています!
それぞれの対処に共通するのは「傾聴」
全ての不登校児に、
この分類が共通するわけではありません。
しかし、どんなストレスがあるのか、
ストレスの原因が何かを予想が出来れば、
親としてもどう接するべきか、検討が付きやすいですね。
ストレスの原因や不登校の原因を、
自ら語りだす子どもは多くはありません。
不登校の問題に関して親がすべきこと。
全てのタイプに共通して言えることは、
親であるあなたが子どもの言葉を傾聴することが、
とても大切であるということです。
子どもの言葉を聞き流したり、言い返したり、
行動について頭ごなしに叱るのではなく、
子どもの行動をよく観察し、
子どもの声をよく聴いてください。
不登校の子どもに接する時、
指示や、強制、頭ごなしに叱るは絶対にやめて下さい。
そうしてしまっては、
子どもの不登校の原因を解決するどころか、
事態を悪化させてしまう結果になります。
次のページでは、
「不登校の慢性期」について解説します。
この時期は、親自身が変わる必要があります。
親であるあなたが変われば、子どもも変わります!
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