不登校の子どもを抱える親へ 「帰宅前に気持ちを切り替える」
警告「親が疲れた顔で帰宅をすると、
子どもの心は傷つきます」
子どもは親の顔色をよく観察しています。
不登校の子どもは、他の子どもに比べて
非常に敏感です。
親が仕事や外出から帰ってきた時に
疲れた顔や暗い顔をしていると
子どもは必ず気がつきます。
不登校の子どもは、
「親が疲れた顔をしているのは自分のせいだ」
と思い込みやすいです。
本当に仕事や外出で疲れたとしても
「自分が不登校だからそうなのだ」
と思い込んでしまうのです。
自分が思っている以上に自分のせいにしてしまいがちです!
そう思うことが、
子どもの機嫌を悪くしたり、落ち込ませたり、
ひどければ暴言や暴力に繋がります。
それを繰り返してしまっては、
不登校の原因を解消することも、
克服することも出来ないでしょう。
不登校の子どもを抱える親が
仕事や外出から帰る時、
気持ちを切り替えてから家に入る必要があります。
家族を支える、元気で明るい母親・父親になる
仕事で大変でも、外出先で疲れても、
家に入る前には、
家族を支える「母親・父親」になりましょう。
子どもが笑顔で過ごしている、
配偶者が喜んで帰ってくることを想像し、
笑顔で帰宅します。
元気のある声で「ただいま!」というのも良いでしょう。
家が散らかっていても、
ささっと片付け、食事の支度に励みましょう。
最初は心の底から切り替えることが出来なくても、
無理矢理にでも笑顔を作る。
「演技」でも構いません。
「演技」でも続けられれば、必ず身になります。
自然に出来るようになるのです。
子どもの心を癒せるのは、あなたの笑顔です
「15の約束」を忠実に守っても、
不登校の捉え方を変えても、
笑顔で帰宅を心掛けても、
状況は直ぐに変わるわけではありません。
不登校の原因を理解し、解決・克服し、
子どもが自立した人生を歩む。
そうなるまで、長い長い時間がかかります。
それでも、親が明るく元気で過ごしている姿、
良い方向に変わっていく姿は、
子どもを安心させることができます。
どんなに疲れていても、
帰宅前には気持ちを切り替えて、
「家族を支える、元気で明るい母親・父親」
になって下さい。
そうすれば、少しずつでも確実に、
子どもの心を安心させ、
癒すことが出来るでしょう。
次のページは、不登校の子どもによくある行動を
あなたが叱らないようにするための解説です。
不登校の子どもがゲームに没頭する理由がわかります!
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