不登校を克服する「15の約束」C 支配型の親編

「支配型」の親C 何か言いたくても、「一言だけ」にとどめる

不登校の子どもに、
心境の変化を訪れさせる方法

 

 

子どもに声をかけるときは、
一言だけにとどめましょう

 

 

子どもが朝いつまでも起きず、
早く起きなさい!
いつまで寝ているの!と言いたくても、
「おはよう!」

 

 

夜遅くまで眠らずに
パソコンやゲームばかりしていて、
いい加減にしなさい!と言いたくても、
「おやすみ!」

 

 

何かしてくれたら、
いつもこうしてくれればいいのに・・・
と思っても「ありがとう!」

 

ここまでに我慢できるかどうかで、

不登校が解決できるかが決まります!

 

こんな感じで、
子どもへの声かけは「一言」だけに変えましょう。

 

 

「支配型」の親は、
今まで何かと口うるさく
指示・命令をしてきているはずです。

 

 

そんな親が「一言」しか喋らなくなる。
これ自体が、不登校の原因を
解決するわけではありませんが、
そうすると子どもの心が変わっていきます

 

子どもの心は、こう変わる

親が一言しか喋らなくなると、
今まで親の言葉に反発していた子どもでも、
反発する必要がなくなります。

 

 

そうなれば、
子どもは十分に心を休めることが出来ます。

 

 

また、心が休まれば、
今の自分の状況を
十分に考えることが出来ます。

 

 

そうすれば、
「学校に戻りたい」「家の外に出たい」と
心境の変化が現れ、
子ども自身で動き出せるのです。

 

 

今はエネルギー切れで動き出せないだけで、
休養し、エネルギーを蓄えられれば、
子どもは子ども自身で動き出せる力
持っています

 

実は親が協力しなくても子どもは不登校を解決できるのです!

 

子どもが親に話したいことが出来れば、
子どもの方から話しかけてきます。
それまで、親から子どもに構いにいくのではなく、
子どもから来るまで待ってください。

 

 

子どもが話しかけてきたら、
しっかり傾聴してください

 

 

子どもから話しかけてきたからと言って、
その時に親の考えを押し付けてしまっては、
「なんだよ!」と反発心が生まれ

 

 

また最初からやり直し、
不登校を悪化させることになります。

 

注意して欲しいこと@

今まで指示や命令や注意と、
口うるさく子どもに話しかけていた親は、
「一言しか喋らない」こと自体が
非常に難しく感じます。

 

 

そうは言っても、私が何も言わないと
子どもは何もしない!
「支配型」の親は大抵そう主張します。

 

 

親が何も言わないと、
子どもはダラダラとした生活になりますが、
今はそれで良いのです。

 

 

親の一方的な言葉で、
子どもに何かさせようとしないこと。
これをしっかり心掛けて下さい。

 

一言にとどめて、子どもの反応を待ちましょう

 

注意して欲しいことA

親が一言しか喋らなくなると、
「馬鹿にしているのか!」
「無視しているのか!」
と子どもが怒ることがあります。

 

 

これは、「一言」に気持ちが入っていないからです。
心ない声かけや返事をされたら、
子どもでなくても、誰でも不快に思いますよね?

 

 

一言しか喋らなくても、
笑顔で、心を込めた一言にして下さい

 

 

こうして、今までのコミュニケーションをまっさらにし、
新しいコミュニケーションを築き上げるのです。
そうすれば、
子どもの心境は少しずつ変化していくでしょう。

 

 

次は、15の約束そのDです。
子どもの暴言の対処方法を説明します。
暴言に上手く対処し、子どもの苦しみを受け止めましょう!

 

 

>>「支配型」の親がすべき「15の約束」そのDへ進む

 

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