不登校は子育ての失敗ではありません 「支配型」の親へ
不登校を克服し、
子育てを「大成功」にするための考え方
「子育てに失敗したのかな・・・」
「子どもが不登校・・・私ってだめだな・・・」
「私が間違ってたんだ・・・」
「支配型」の親は、子どもが不登校になると
その厳しさ故に自分を責め、
自信をなくしてしまう人が多いです。
しかし、
不登校は「子育ての失敗」ではありません。
不登校は、子どもの長い人生の
「通過点」でしかありません。
不登校の原因を克服し、
子どもが再び自分の力で歩き出すことが出来れば、
その子育ては「大成功」です。
そう考えると、気持ちが軽くなりませんか?
それでも自分を責めてしまう人へ
それでも自分を責めてしまう。
自信が持てない。
気持ちが落ち込む。
ストレスが溜まる。
そんな人は、自分を褒めて下さい。
自分を励まして下さい。
気持ちが沈みこんでしまいそうなら、
家のことを忘れ、ストレス発散できる場所に
外出するのも良いでしょう。
何故、そうしなければならないのでしょうか。
それは、自分を責めたり、自信をなくしたり、
ストレスが溜まってしまうと、
子どもを見る目も厳しくなることが
非常に多いからです。
自分に厳しくしすぎた結果、子どもに負担をかけている
自分を責めれば、
子どもにも厳しくなってしまいます。
自分が憎ければ、
子どもも憎く見えます。
自分がイライラしていれば、
愚痴や嫌味を言ってしまいます。
「15の約束」は
不登校の原因を克服するための
大切な約束です。
不登校の子どもに
「15の約束」を守って接するためには、
親が安定した精神状態である必要があります。
子どもの小さな欠点が目に付き、
イライラしたり落ち込んで自分を責めては
「15の約束」を守ることは出来ません。
そうならないために、
自分を褒めてあげるのです。
自分の些細なことを褒める癖をつける
前回のページ、
「子どもを褒める」でも説明しましたが、
褒めるのが難しければ
ハードルを下げることです。
日常に起こった小さなこと、自分が出来た些細なこと、
それを探し、自分を褒めるのです。
「子どもが部屋から出てきた。」
「心を込めて料理を作った。」
「指示や命令しなくなった。」
「前より良くなってる、いい感じだ!」
不登校の原因と戦うため、
子どもが再び自分の力で歩き出すため、
このサイトで勉強しているあなたなら必ずあります。
自分を褒めて、気持ちを明るく保って下さい。
親自身が自分の精神状態を明るく保ち、
「15の約束」をしっかり守るのです。
また、自分を褒めることも、
「15の約束」も、不登校からの回復も、
一朝一夕で叶うことではありません。
親が長期戦を覚悟し、
いかに良好な精神状態を保つかは、
子どもの不登校克服には
最重要課題かもしれませんね。
次のページは、
不登校の体験談を紹介します。
典型的な「支配型」の親が
不登校を克服した話です。
体験談から、「支配型」の親の不登校克服法を学びましょう!
「支配型」の親、15の約束 番外編「自分を責めない」関連ページ
- 「支配型」の親、15の約束 その@「指示・命令・注意をしない」
- 子どもが不登校になりそうになったら、なってしまったら、「支配型」の親は、指示・命令・注意をしないこと。今までの親子コミュニケーション(指示・命令・注意)に、子どもはエネルギー切れの状態なのです。
- 「支配型」の親、15の約束 そのA「問わない、責めない」
- 子どもが不登校になったとき、親が子どもにやってしまいがちなのが、不登校の原因や理由を問うことです。急性期、慢性期にこれをしてしまうと、子どもは「責められた」と感じ、まずまず回復が難しくなってしまいます。
- 「支配型」の親、15の約束 そのB「過保護にならない」
- 子どもが間違わないように、困らないように、という気持ちは親心ですが、それに偏りすぎると「過保護」です。「過保護」は子どもが意思・主張を行う機会を奪ってしまうのです。不登校を克服し子どもの成長を願うなら、「過保護」になることはやめましょう。
- 「支配型」の親、15の約束 そのC「一言だけの声かけ」
- 不登校を克服するには、子どもが十分に心を休め、エネルギーを蓄える必要があります。その為に「支配型」の親は、子どもへの口うるさく指示や命令をやめて、一言だけのコミュニケーションを取るようにしましょう。そうすると子どもには心境の変化が訪れます。
- 「支配型」の親、15の約束 そのD「暴言は言い返さない」
- 不登校の子どもが暴言を吐く理由は何でしょう?またその対処方法は?「支配型」の親は、今まで子どもを知らず知らずのうちにコントロールしようとしてきました。子どもの苦しみを理解することが、暴言を解決することになるでしょう。
- 「支配型」の親、15の約束 そのE「過度の暴力からは逃げる」
- 不登校の子どもの暴力の原因と基本対策は、暴言とほぼ同じです。但し、大怪我をしそうな暴力の場合は、特別な対処をしなければなりません。「心は寄り添い、体は逃げる」ことについて、解説しました。
- 「支配型」の親、15の約束 そのF「子どものご機嫌伺いをしない」
- 不登校の子どもの親は、子どもの機嫌を取ろうとする傾向があります。それは、機嫌が良くなって、親の印象が良くなって、「親の言うとおり学校に行かせよう」と無意識に考えているからです。それを自覚し、機嫌を取るのをやめましょう。
- 「支配型」の親、15の約束 そのG「要求を聴き、調べ、一緒に考える」
- 不登校の子どもは「あれ買って!」「これ買って!」と頻繁に要求します。この要求(とくに高額な要求)は、その「物」が欲しいのではなく、親の気持ちを試そうとしているのです。子どもの要求はよく聴き、よく調べ、必要かどうか一緒に考えましょう。
- 「支配型」の親、15の約束 そのH「兄弟喧嘩は仲裁しない」
- 不登校の子どもに兄弟姉妹がいた場合、兄弟喧嘩をすることが多いです。この時に親は、仲裁をしたり、ましてやどちらかの味方になってはいけません。大怪我しそうにエスカレートした場合、間に入れば良いのです。兄弟喧嘩の正しい対処方法、解説しました。
- 「支配型」の親、15の約束 そのI「愚痴や嫌味を言わない」
- 不登校の子どもを持つ親は、苦労が多いと思います。しかし、不登校の子ども本人や配偶者に愚痴や嫌味を言うのはやめてください。子どもは親の様子や態度、言葉に非常に敏感です。あなたが原因で、不登校を悪化させないで下さい。
- 「支配型」の親、15の約束 そのJ「家事を強要しない」
- 不登校の子どもは家にいる時間が長いです。「支配型の親」の家事を担当する親は、つい「子どもに家事を手伝う」ように言いがちですが、これは子どもが反抗するだけです。家事を手伝って欲しいなら、黙々と家事をする姿を見せる方が効果的です。
- 「支配型」の親、15の約束 そのK「期待通りに子どもを操作しない」
- 不登校の慢性期以降、子どもの行動に変化が訪れます。「支配型」の親は、次はこう、その次はこう、と順調な回復を期待しますが、子どもは親の期待通りにはなりません。この時期は子どもの選択に任せ、見守ることが重要です。
- 「支配型」の親、15の約束 そのL「話を聴くことに専念する」
- 「支配型」の親に足りないのは、子どもの話を「聴く」姿勢。親として、子どもに助言したいことはたくさんあると思いますが、それは子どもから求められた時だけにして下さい。子どもの話をじっくり「聴く」、そうすれば子どもは本音を話すようになるでしょう。
- 「支配型」の親、15の約束 そのM「発言する時はこの2つを守る」
- 子どもから意見を聞かれたとき、親が注意すべきことを2つ紹介します。子どもの話を「聴く」、親が発言するときは、主語を入れ、理解・共感の言葉を入れ、ワンフレーズで。親子の会話がじっくり出来れば、不登校を克服する手助けになります。
- 「支配型」の親、15の約束 そのN「子どもを褒める」
- 「支配型」の親の「15の約束」、最後は「子どもを褒めること」です。「支配型」の親に育てられた不登校の子どもは、叱られることで傷つき自己評価を下げ、エネルギー切れになっているのです。褒めるためのポイントを解説しました。
- 不登校体験談 -支配型の親- 前編
- 「親は子どもに口出しするのが教育であり、躾けである」・・・支配型の親がよく考えることです。不登校の子どもに接する時、必ずしもそれが正しいとは限りません。「支配型の親」が子どもの不登校を克服した体験談を紹介します。
- 不登校体験談 -支配型の親- 後編
- 体験談の後編です。指示や命令をやめれば、子どもは自分自身で考え始めます。また、親が指図しないと思えば、子どもは親に声をかけやすくなります。そうすれば、家族仲も修復出来ますし、いずれは不登校を克服する。Aさんはこうして、克服しました。
- 不登校体験談から学ぶ、支配型の親が子どもを見守る秘訣
- 体験談でも出てきた通り、「支配型の親」は、指示や命令をしないことに大変な苦労をします。今回は「15の約束」を守るための秘訣を紹介します。親は、「指示や命令しないと、子どもが間違ってしまう」と考えがちですが、その必要はないのです。