不登校を克服する「15の約束」F 支配型の親編

「支配型」の親F 子どもの機嫌を取りは「操作」だと自覚する

子どもの機嫌を取るのをやめて、
不登校を克服しましょう

 

 

不登校の子どもの親は、
子どもの機嫌を取ろうとする傾向があります。

 

 

子どもを思いやって
そうしているように見えますが、

 

 

「子どもを機嫌良くしたら、
学校に行くようになるのでは?」
という下心があるのです。

 

 

子どもの機嫌を取り、学校に行かせる。
殆どの場合、これは
不登校を解決することはありません。

 

子どもの機嫌をとったところで不登校の原因は解消されないのです!

 

第一、これが成功したとしても、
親が思うように操作した結果、
学校に行くだけですので、
不登校の原因の根本的な解決にはなりません。

 

 

子どもは、親の思い通りにはならないのです。

 

子どもの機嫌を取るのはやめる

不登校の子どもの機嫌を取ることには、
学校に行かせたい、
という下心があるのです。

 

 

子どもは、親のことをよく見て、
よく観察しています。
親が子どもを操作しようとしていることに
気づくでしょう。

 

 

そうなれば、
子どもは機嫌を取られることで
「親を思い通りに動かそう」とするか、
反発を強めることになるのです。

 

 

つまり、これはいずれにしろ、

 

 

「親が機嫌を取るなら、自分の言う事を聞かせてやる」
「そんなに機嫌を取って学校に行かせたいのか!」

 

 

と子どもは感じ、
良い傾向には向かいません。

 

 

むしろ、
「親子逆転」が起こり、
親子コミュニケーションは一層悪化するでしょう。

 

 

そうなれば不登校の原因の解決は
遠くなってしまいます。

 

 

子どもの機嫌を取りたいのは、
自分がよく思われたい、
自分の思うとおりに変えたい、
という下心(無意識)があることを自覚しましょう

 

子どもの機嫌を取ることは関係が悪くなります。

 

要求に応えるのは、求められた時だけ

例えば、食事に関しても、
「何が食べたい?」と子どもに聞く必要はありません。
子どもから「あれが食べたい」と要求があったときだけ
応えてあげましょう。

 

 

仮に、子どもが気に入らず食べなくても、
人間はお腹が空けば、
空腹で倒れる前に勝手に食べます。
放っておいて大丈夫なのです。

 

 

もし子どもの機嫌と取りたくなってしまったら、
この「下心」を思い出して下さい。
それでもどうしても駄目なら、
子どもの家に残して外出するのも良いでしょう。

 

 

今回のポイントは、

 

 

子どもの機嫌を取らないこと
機嫌を取りたい下心は、機嫌を取って子どもを操作したいから
そしてそれでは不登校の原因は解決しない

 

 

 

そんな下心(無意識)ない!
そう思う親もいますが、
もう一度自分の気持ちと向き合ってください。
これに気づくことが、不登校の解決の第一歩です。

 

自分に対して素直になることが不登校解決への近道です!

 

次のページは、
「支配型」の親の15の約束そのGです。

 

 

子どもの要求には求められた時だけ応えればよい、
そうお話しましたが、
どの程度応えれば良いのか解説します。
すぐに買い与えるのは、やめてください!

 

 

>>「支配型」の親がすべき「15の約束」そのGへ進む

 

スポンサードリンク


>>不登校の原因トップページに戻る

「支配型」の親、15の約束 そのF「子どものご機嫌伺いをしない」関連ページ

「支配型」の親、15の約束 その@「指示・命令・注意をしない」
子どもが不登校になりそうになったら、なってしまったら、「支配型」の親は、指示・命令・注意をしないこと。今までの親子コミュニケーション(指示・命令・注意)に、子どもはエネルギー切れの状態なのです。
「支配型」の親、15の約束 そのA「問わない、責めない」
子どもが不登校になったとき、親が子どもにやってしまいがちなのが、不登校の原因や理由を問うことです。急性期、慢性期にこれをしてしまうと、子どもは「責められた」と感じ、まずまず回復が難しくなってしまいます。
「支配型」の親、15の約束 そのB「過保護にならない」
子どもが間違わないように、困らないように、という気持ちは親心ですが、それに偏りすぎると「過保護」です。「過保護」は子どもが意思・主張を行う機会を奪ってしまうのです。不登校を克服し子どもの成長を願うなら、「過保護」になることはやめましょう。
「支配型」の親、15の約束 そのC「一言だけの声かけ」
不登校を克服するには、子どもが十分に心を休め、エネルギーを蓄える必要があります。その為に「支配型」の親は、子どもへの口うるさく指示や命令をやめて、一言だけのコミュニケーションを取るようにしましょう。そうすると子どもには心境の変化が訪れます。
「支配型」の親、15の約束 そのD「暴言は言い返さない」
不登校の子どもが暴言を吐く理由は何でしょう?またその対処方法は?「支配型」の親は、今まで子どもを知らず知らずのうちにコントロールしようとしてきました。子どもの苦しみを理解することが、暴言を解決することになるでしょう。
「支配型」の親、15の約束 そのE「過度の暴力からは逃げる」
不登校の子どもの暴力の原因と基本対策は、暴言とほぼ同じです。但し、大怪我をしそうな暴力の場合は、特別な対処をしなければなりません。「心は寄り添い、体は逃げる」ことについて、解説しました。
「支配型」の親、15の約束 そのG「要求を聴き、調べ、一緒に考える」
不登校の子どもは「あれ買って!」「これ買って!」と頻繁に要求します。この要求(とくに高額な要求)は、その「物」が欲しいのではなく、親の気持ちを試そうとしているのです。子どもの要求はよく聴き、よく調べ、必要かどうか一緒に考えましょう。
「支配型」の親、15の約束 そのH「兄弟喧嘩は仲裁しない」
不登校の子どもに兄弟姉妹がいた場合、兄弟喧嘩をすることが多いです。この時に親は、仲裁をしたり、ましてやどちらかの味方になってはいけません。大怪我しそうにエスカレートした場合、間に入れば良いのです。兄弟喧嘩の正しい対処方法、解説しました。
「支配型」の親、15の約束 そのI「愚痴や嫌味を言わない」
不登校の子どもを持つ親は、苦労が多いと思います。しかし、不登校の子ども本人や配偶者に愚痴や嫌味を言うのはやめてください。子どもは親の様子や態度、言葉に非常に敏感です。あなたが原因で、不登校を悪化させないで下さい。
「支配型」の親、15の約束 そのJ「家事を強要しない」
不登校の子どもは家にいる時間が長いです。「支配型の親」の家事を担当する親は、つい「子どもに家事を手伝う」ように言いがちですが、これは子どもが反抗するだけです。家事を手伝って欲しいなら、黙々と家事をする姿を見せる方が効果的です。
「支配型」の親、15の約束 そのK「期待通りに子どもを操作しない」
不登校の慢性期以降、子どもの行動に変化が訪れます。「支配型」の親は、次はこう、その次はこう、と順調な回復を期待しますが、子どもは親の期待通りにはなりません。この時期は子どもの選択に任せ、見守ることが重要です。
「支配型」の親、15の約束 そのL「話を聴くことに専念する」
「支配型」の親に足りないのは、子どもの話を「聴く」姿勢。親として、子どもに助言したいことはたくさんあると思いますが、それは子どもから求められた時だけにして下さい。子どもの話をじっくり「聴く」、そうすれば子どもは本音を話すようになるでしょう。
「支配型」の親、15の約束 そのM「発言する時はこの2つを守る」
子どもから意見を聞かれたとき、親が注意すべきことを2つ紹介します。子どもの話を「聴く」、親が発言するときは、主語を入れ、理解・共感の言葉を入れ、ワンフレーズで。親子の会話がじっくり出来れば、不登校を克服する手助けになります。
「支配型」の親、15の約束 そのN「子どもを褒める」
「支配型」の親の「15の約束」、最後は「子どもを褒めること」です。「支配型」の親に育てられた不登校の子どもは、叱られることで傷つき自己評価を下げ、エネルギー切れになっているのです。褒めるためのポイントを解説しました。
「支配型」の親、15の約束 番外編「自分を責めない」
「支配型」の親が「15の約束」を守るために必要なのは、心を明るく前向きに保つこと。子どもが不登校になったことで、自分を責めていませんか?不登校は人生の通過点です。不登校を克服して、子育てを大成功させましょう。
不登校体験談 -支配型の親- 前編
「親は子どもに口出しするのが教育であり、躾けである」・・・支配型の親がよく考えることです。不登校の子どもに接する時、必ずしもそれが正しいとは限りません。「支配型の親」が子どもの不登校を克服した体験談を紹介します。
不登校体験談 -支配型の親- 後編
体験談の後編です。指示や命令をやめれば、子どもは自分自身で考え始めます。また、親が指図しないと思えば、子どもは親に声をかけやすくなります。そうすれば、家族仲も修復出来ますし、いずれは不登校を克服する。Aさんはこうして、克服しました。
不登校体験談から学ぶ、支配型の親が子どもを見守る秘訣
体験談でも出てきた通り、「支配型の親」は、指示や命令をしないことに大変な苦労をします。今回は「15の約束」を守るための秘訣を紹介します。親は、「指示や命令しないと、子どもが間違ってしまう」と考えがちですが、その必要はないのです。

TOP 不登校3つの原因 【マル秘】不登校解決策 無料メール相談