不登校を克服する「15の約束」L 支配型の親編

「支配型」の親L 子どもの話は「聴く」、子どもを「尊重」する

親が子どもを尊重すれば、
子どもも親を尊重する

 

 

不登校の慢性期以降、
親と子どもとの信頼関係が修復され始めると、
親子の会話が復活します。
そうなった時、不登校の子どもを持つ親は、

 

 

「不登校の原因は何なの?」
「今後はどうするつもりなの?」
「フリースクールに行きたいと言っているから、
 私が調べたことを話しなきゃ!」

 

 

と、色々話をしようとします。

 

 

不登校の子どもに親が聞きたいこと、
話したいことが沢山あるでしょう。
嬉しくなって、言葉が止まらなくなってしまうでしょう。

 

 

しかし、子どもが会話をしようとした時は、
子ども自身が話をしたい時です。

 

この場面では、子どもの気持ちを尊重しましょう!

 

親が割り込んでしまっては、
子どもはまた口を塞いでしまいます。
また会話がなくなってしまうのです。

 

 

「支配型」の親は、
特によくこの傾向が見られます。

 

「支配型」の親に足りない「聴く」姿勢

「支配型」の親が、
割り込んで言葉を挟みがちなのは、
まだ指示・命令の癖が抜けていないせいです。

 

 

「子どもだけでは何も出来ない」
「私が判断しないと」
こう考えてしまうので、子どもの話を十分に聞かず、
親自身の判断や意見
言葉にしてしまうのです。

 

 

つまり、子どもを下に見て、
上から言葉を言っているのです。
「支配型」の親に足りないのは、
子どもの話を「聴く」という姿勢です。

 

あなたは子どもの話を「聴く」姿勢が整っていますか?

 

「聴く」ことは、尊重すること

子どもの話を「聴く」というのは、
子どもの意見を尊重し、敬うということです。

 

 

家族の中では忘れがちですが、
他の人にするのと同じ配慮をするというと
イメージしやすいかもしれません。

 

 

人間関係において、
相手の話をじっくり聴いて、
意見を尊重したり、共感したりするのは
あたりまえの事ですよね?

 

 

そういう気持ちを、子どもにも持つのです。
つまり、子どもを「ひとりの人間として尊重する」
気持ちが大切です。

 

職場で自分のことを認めてくれる上司に好感するのと同じことです

 

少しずつ子どもの気持ちが変化してきます

じっくり話を「聴く」ことが出来れば、
子どもも「また話をしようかな」と感じます。

 

 

そうすると、親が聞かずとも、
少しずつ子どもが
本音を話すようになるでしょう。

 

 

あなたが子どもを
尊重する態度が出来れば、
子どもも親であるあなたを尊重します。

 

 

そうなれば、
子どもが親を頼るようにもなるのです。

 

 

それが本来あるべき、
良好な親子コミュニケーションなのです。

 

 

子どもとの会話が復活したら、
不登校の原因を聞き出したり、
これからについて
親から助言することに集中してはいけません。

 

 

子どもの意見を「聴く」、人間として尊重する、
これが大切なのです。

 

 

次のページも、子どもとの会話が復活した時の
注意事項についてお話します。
子どもとの会話を見直して、不登校を克服しましょう!

 

 

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