不登校を克服する「15の約束」I 支配型の親編

「支配型」の親I 子どもや配偶者に「愚痴・嫌味を言うのはやめる」

不登校の子どもを抱える苦労、
愚痴や嫌味を言ってはいませんか?

 

 

不登校の子どもと接していると、
少しの愚痴や嫌味を言いたくなるでしょう。
とても苦労をするし、疲れるでしょう。

 

 

しかし、子ども本人や周囲に
愚痴や嫌味を言うのはやめてください。

 

 

どうしても吐き出したいのであれば、
当事者や家族以外に、
こっそり愚痴を言う程度にして下さい。

 

 

子どもは親の気持ちを常に観察しています。
不登校の子どもは、
親の態度や言葉に非常に敏感です。

 

子どもに愚痴や嫌味をいうのは絶対×

不登校になる子どもの家族(親)の要因として、
「愛情を注いで貰えていない」
と感じていた可能性があります。

 

 

親の態度が不登校の原因、
もしくは一因となっているとは
考えたくないでしょうが、
それから目を背けてはいけません。

 

 

親の態度が不登校の原因ではなくても、
親の態度で不登校を
悪化させてはいけません。

 

 

不登校の子どもにとって、
「学校に行ってた頃は良かった、早く戻らないかしら」
「いいわね、好きなことだけしてて」
など、愚痴や嫌味は絶対禁句です。

 

 

これらの言葉は、
あなたのストレス発散でしかありません。
また、今の子どもを否定する言葉です。
子どもには何もプラスにならないことを自覚して下さい。

 

あなたは子どもに愚痴や嫌味を言っていませんか?

 

良い変化が出てきた時も、茶化さない

例えば、毎日ぼんやりしていた子が本を読み始めた。
部屋に閉じこもっていたのに、
リビングによく出てくるようになった。
家事を手伝ってくれた。

 

 

そんな時に、「支配型」の親は、

 

 

「あら、珍しい。本なんか読んで!」
「リビングに出てくるなんて、家族が恋しくなったの?」
「普段やらないのに、急にどうしたの?」
などという声かけをしがちです。

 

 

これは何故かというと、
「支配型」の親は子どもを褒めるのが苦手で、
嬉しい変化があっても「茶化して」しまうのです。

 

 

良い行いをした時に
茶化されたら良い気がしないのは、
あなたも一緒なはずです。

 

 

素直に褒めることが難しければ、
何も言わない方がマシです。

 

変な言葉をかけてしまうと再び不登校が悪化しまう原因となります!

 

できるなら、
「偉いわね」「助かるわ、ありがとう」という
素直な褒め言葉を使って下さい。

 

家族や配偶者に愚痴や嫌味も×

配偶者に、「これだけ頑張ってるの!」
「あなたも少しは協力してよ!」
と自分の苦労をアピールしたり、
愚痴を言うのもやめた方が良いでしょう。

 

 

大抵の場合、配偶者(特に男性、夫)は、
愚痴をこぼす人間より、
黙々とやる人間の方に
協力したくなるものです。

 

 

自分の許容範囲はどこか見定めて、
愚痴を言うのではなく「具体的な相談」すれば、
配偶者も協力しやすいでしょう。

 

夫婦が協力することは不登校を解決する上で最も大切なことです!

 

愚痴や嫌味、苦労を
言葉に出せないのは辛いかもしれません。

 

 

ですが、子どもや配偶者に
ストレスをぶつけるのではなく、
他のストレス解消法を見つけるのが
良いですね。

 

 

次のページは、
「支配型」の親の15の約束そのJです。
「家事くらい手伝ってくれても・・・」
という発想もやめましょう。

 

 

不登校の子どもは休養中なので、家事を強要してはいけません!

 

 

>>「支配型」の親の「15の約束」そのJへ進む

 

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