「放任型」の親⑥ 褒めることも叱ることも、「親の責任」です
親らしく「主導権」を握ることも、
不登校克服には必要です
「放任型」の親は、
子どもが良いことをしても、
悪いことをしても
何も言わないのが得意です。
子どもの意見を尊重しすぎて、
親として言うべきことを言わず、
見るべきことを見ないようにする傾向があるのです。
ところが、親のその態度が、
子どもに「自分に興味がないんだ」と感じさせ、
不登校の原因になってしまっているのです。
家族、自分の親なのに、
赤の他人のようだと、子どもは感じているのです。
不登校の原因を解決しないと、
不登校は克服出来ません。
子どもをよく観察し、
積極的に声をかけましょう。
見て見ぬふりをして何も言わないのは、
絶対にやめてください。
見て見ぬふりをやめて、親の意見を言う
「放任型」は、
子どもの意見を尊重し、
親の意見を言わないことを
美徳としている人もいます。
「支配型」は親として
厳しく接することが美徳で、
自分の思うとおりになることを
期待していますが、
「放任型」はその逆なのです。
これは、別の言い方をすれば、
子どものことを子どもに任せることが、
自分は親としての責任を
放棄しているのです。
「放任型」の親が、親らしく、
子どもの良いところは褒め、
悪いところは叱り、
親としての意見をはっきり言えるようになる。
これはとても時間がかかることが多いです。
でも努力をして、
そう出来るようになる必要があります。
これは不登校の原因を
克服するため以外でも、
今後の子どもの人生に大きく影響するからです。
「支配型」ほど
極端にしてしまってはいけませんが、
ある程度、親として道を示し、
主導権を握らないと、
子どもは迷子になってしまいます。
その迷子の第一段階が不登校だと考えてください。
子どもが不登校を克服する前に、
「放任型」の親は
見て見ぬふりをやめなければ、
この先、子どもは子どもの人生で
何度も迷子になります。
子どもの意見ばかりを尊重し、
見るべきところを見ず、
または見ないふりをし、
褒めることも叱ることもしない。
これは親としての責任を放棄している。
その無関心さ、無責任さが、
子どもの不登校の原因だということを
忘れないでください。
見極め、褒めるときは褒める、叱るときは叱る
子どもを見て見ぬふりする親とは、
子どもに関心がなく、
「見えていない」親は少ないです。
ちゃんと目に入って、関心を持って「見ている」が、
それを「態度や言葉に出せない」親が殆どです。
見て見ぬふりを克服するには、
まず今までより一層子どもを観察し、
親の自分は褒めるべきか、叱るべきか、
きちんと見極める力をつける必要があります。
褒める場面も叱るべき場面の見極めが出来たら、
目に映ったら直ぐ言葉にするくらいに考えることが、
「放任型」の親には良いと思います。
子どもに、
「親はちゃんと関心を持ち、見守ってくれる」
「良いことをしたら褒めてくれる」
「悪いことをしたら叱ってくれる」
つまり「親らしい親」だと感じて貰えるようにすることが、
不登校克服の手助けになるでしょう。
次のページは、
「放任型」の親のための「15の約束」その⑥です。
親として、子どもにアドバイスをする必要があります。
不登校を悪化させないために、
親が出来ることがあります！
「放任型」の親、15の約束 その⑥「よく叱る、よく褒める」関連ページ
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