不登校の子どもをもつ、「放任型の親」の体験談 2/3

「放任型の親」が子どもの不登校を克服するまで 体験談中編

頼れる親というのが、
子どもの成長には必要なんですね

 

 

<「放任型」の親Sさんが不登校を克服するまで 中編>

 

 

幸い、夫は協力的でした。
夫婦2人で、息子を救おうと決意しました。

 

 

夫は息子と顔を合わせると、
叱りつけて息子が部屋から出てこなくなるので、
夫は叱りつけないようにお願いしました。

 

 

夫は、息子に関わろうとし、
息子の趣味のバイクの話などをしていたようで、
息子が夫を避けるようなことはなくなりました。

 

 

私は、息子と顔を合わせたとき、
「おはよう、今日は顔色いいね。」
「出かけるの?気をつけてね、いってらっしゃい。」
積極的に声をかけるようにしました。

 

 

また、このサイトでも書いてあるように、
自分の意見を息子に言えるようにしました。

 

こういった親の変化が、徐々に子どもを変えていくのです!

 

「私は、あなたにそういうことして欲しくないな。」
「帰りが遅くなるなら、ちゃんと言ってね。」
これだけでも大変でした。

 

 

でも、そうやっているうちに、
息子の方から挨拶をしてくれたり、

 

 

私が「やめてほしい」と言ったことを、
気付けばしなくなっていたり、
息子に変化が出てきたのです。

 

 

「親が責任を持って子どもを守る
そういう意思を、
子どもが汲み取ったのかもしれません。

 

 

挨拶や、自分の意見を言うこと、
「親らしい態度」を取ることが、
苦痛ではなくなりました。

 

試練に立ち向かう家族会議が息子を変えた

私と夫、息子。
家族団欒をする日も出てきました。

 

 

不良少年だった息子の素行も徐々に良くなり、
バイトを始めるようになりました。

 

 

安心していたのですが、
バイトの日は暗い顔をしているのに
気がつきました。

 

子どもの変化に気づけるようになったことでさえ、

この夫婦にとっては大きな変化です!

 

以前の私なら、
見て見ぬ振りだったかもしれませんが、
それではいけない。

 

 

そう思い、思い切って、
「何かあったの?お母さん心配。」
と声をかけました。

 

 

最初は息子に「なんでもない」と
言われていましたが、
来る日も来る日もそんな状態で、
夫と一緒に、「心配だ」と伝え続けました。

 

そうしたらある日、ポロっと、
「バイトで、こんなことがあって・・・」
と息子が話出しました。

 

 

バイト先で、
いじめにあっていたのです。

 

 

バイト先のいじめについて、
家族みんなで話し合いました。

 

 

私も夫も、本音で話をしました。
息子も、本音で話をしていました。
何度も何度も、それについて話し合いました

 

 

「十分頑張ったんだから、辞めても良いと思うよ。」
「他にやりたいことがあるなら、やりなさい。」
「親として、ちゃんと責任持って守るから。」
本当にそう思ったから、そう伝えました。

 

 

そうすると子どもは
「ありがとう」と涙を流しました。
後から聞いたところ、
頼れる親がいるんだって、安心してしまった」
と言っていました。

 

 

嬉しかったです。
息子に頼りにされて、嬉しかった。
私たち家族に足りなかったのは、
きっとこういう親子関係だったんです。

 

何度も話し合い、子どもに寄り添っていきましょう

 

息子の不登校の原因は、
「親の責任」「頼れる親」が欠けた
親子関係だったのかもと今は思います。

 

 

次のページは、
「放任型の親」の体験談の後編です。
いくつかの試練を「家族」で乗り切って、
子どもが成長する。

 

 

「親の責任」が果たせた時、子どもは自力で歩き出します!

 

 

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