「放任型」の親⑦ 積極的に「親の意見」を言う
「親の意見」を子どもに伝え、
子どもを不登校から回復させる方法
「放任型」の親は、
子どもにだけではなく、
配偶者や友人にも意見を言うのが
苦手な人が多いです。
自分の意見を言ったり、
自分の意見を信じて、
自分がみんなを引っ張っていくのが
苦手なのです。
自分の意見に
自信がないのです。
子どもは親をみて育ちます。
自分の意見を言えない、
みんなを引っ張っていけない、
自分の意見に自信がない。
そんな親の態度を見て、
子ども自身もそうなってしまうのです。
またこういった性格の人は、
その内向的な性質から
自分の世界に引きこもってしまいがちです。
そのため、
社会（子どもの場合は学校）の中で生じた
問題を解決する能力が
低くなってしまいます。
そういう性質も、
不登校の原因の一つとなるのです。
子どもにお節介になる
意見を言いすぎる「支配型」の親も、
意見を言わなすぎる「放任型」も親も、
子どもをこういった性格に
育ててしまう可能性があります。
「支配型」の親の場合は、
言いすぎたことが原因なので、
意見を言わないようにした方が良いですが、
「放任型」の親の場合はその逆です。
子どもに対して、親の意見を
言うようにして下さい。
子どもから相談を受けた時は勿論、
「こうした方が良いと、私は思うよ」
「私は、ああした方が良いと思うよ」
と自分から子どもに積極的にアドバイスしましょう。
「口うるさいお節介な母」に
なるつもりで構いません。
そのくらい積極的に意見を言った方が、
子どもが変わりやすくなります。
人の意見を聞き、自分のものにする
「でも、子どもに何をアドバイスすればいいのか・・・。」
「相談されたけど、何を言えばいいのか・・・。」
そう思う「放任型」の親は少なくないです。
もともと、自分の考えを言う事が苦手なので、
いざとなっても話が出来無いのは当然です。
自分の意見が思いつかず困りそうならば、
普段から周りの人と
たくさん話をするようにして下さい。
つまり、自分以外の人間の考えを聞き、
それを活用するのです。
人の意見そのものだけではなく、
話し方も参考にしながら、
意見を言い合うことに慣れてください。
但し、人から聞いた話を子どもに伝える時、
「○○さんから聞いたんだけど・・・」
と話をするのは駄目です。
自分が納得した話であれば、
「親としての意見」と子どもに話すべきです。
「○○さんから・・・」と言ってしまうと、子どもは
「自分の意見じゃないんだな」
「親が考えてくれたわけじゃないんだな」
と受け取ってしまうからです。
自分の意見を考え、口にし、
子どもにアドバイスをする。
「放任型」の親には難しいことですが、
子どもの不登校の原因を解決するためです。
まずは、周りの人（配偶者、友人）の意見を聞き、
その中で自分の意見を言うことから練習し、
子どもにも意見出来るようにしていきましょう。
次のページは、
「放任型」の親のための「15の約束」その⑦です。
配偶者がいる方は、
配偶者に協力を依頼して下さい。
夫婦仲を改善すれば、子どもも変わって行くのです！
「放任型」の親、15の約束 その⑦「親の意見を子どもに言う」関連ページ
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