不登校の子どもを持つ、「放任型の親」が変わるために
「放任型」の親が
「15の約束」を守るための秘訣
不登校の原因を克服するため、
「15の約束」や「体験談」を紹介してきました。
このページでは、
「放任型」の親とその子どもが
「15の約束」を守るため、
不登校を克服するための秘訣、
心構えをお話します。
「世話を焼く」ためには、観察をする
「放任型」の親の「15の約束」は、
「いままでやっていなかったことをやる」
「お節介になる」ことが目的です。
これは、「支配型」の親の、
「いままでやっていたことをやらない」
という目的より、難しいです。
人間は、やってたことをやらないより、
やってなかったことをやるようにする方が
大変なのです。
体験談のSさんは、
スムーズに出来たようですが、
大抵の「放任型」はここで苦労します。
「15の約束」で具体的に
何をしたら良いのか示していますが、
それでも「何をしたら良いのかわからない」。
そんな人は、
まずは子どもを興味深く観察することから
始めると良いかもしれません。
「どうしたら子どもの世話を焼けるか」
それを目的に、子どもを観察するのです。
その観察と、
「15の約束」を照らし合わせれば、
どんな時、どうしたらよいか、
見えてくると思います。
「自信」はあとからついてきます
体験談のSさんも、
「自分の意見に自信がなく、
子どもと接する時にどこか戸惑いながらだった」と
言っていたように、
「放任型」は
自分に自信がない親が多いです。
だからこそ、「放任型」になったのですが、
親が自分に自信がないままでは、
不登校の原因を克服できる親子になれません。
自分に自信がない親を、
子どもは見抜いているのです。
戸惑っているのを、
子どもは見抜いているのです。
そんな親をみて、
子どもは反抗しているのです。
自信をつけるためには、小さな目標を立てて、
それを達成すること。
家族のために、心を込めて料理をした、
掃除をした。子どもと挨拶が出来た。
もうすでに出来ていることかもしれませんが、
それらは、家族や子どもに
愛情がなければ出来ません。
些細なことでも、十分評価に値することなのです。
自分を褒めて下さい。
例え、子どもが挨拶を返してくれなくても、
声をかけられたことを褒めて下さい。
例え、子どもが料理を残しても、
子どものことを考えて
料理を作ったことを褒めて下さい。
いつまでも「自信がない」を続けていては、
「15の約束」も守れなくなってしまいます。
まずは行動、行動出来たら褒める。
これで良いのです。
親が自信を持って「子どもの親」をやっていれば、
その姿をみて子どもも感化されていき、
不登校の原因を克服することが出来るのです。
次のページからは、
不登校の子どもを抱える全ての親が使える
不登校克服の為のアドバイスを紹介します。
不登校の子どものために親が出来ることは沢山あります!
>>不登校の捉え方@へ進む
不登校体験談から学ぶ、放任型の親が子どもを見守る秘訣関連ページ
- 「放任型」の親、15の約束 その@「世話焼きの母になる」
- 子どもの主張を従うだけではなく、自分が積極的に子どもの世話を焼きましょう。「放任型」の親には、お節介を目指すくらいが丁度良いです。そうすれば、子どもに興味関心を向け、それを伝えることが出来るのです。
- 「放任型」の親、15の約束 そのA「笑顔で挨拶をする」
- 「放任型」の親は、愛情を伝えることが苦手です。言葉にするのも、表情にするのも苦手なのです。まずは、笑顔で挨拶することからはじめましょう。挨拶に+αあると尚良いですね。挨拶の大切さを解説しました。
- 「放任型」の親、15の約束 そのB「感情を言葉にする」
- 「何を考えているのかわからない」「親らしくない」、というのが「放任型」の親に育てられた子どもの不満です。そう感じている子どもには、親も感情的に接する方が良いでしょう。感情を言葉にすると、子どもはこう感じるのです。
- 「放任型」の親、15の約束 そのC「高額な要求は、一緒に話し合う」
- 不登校の子どもは、「支配型の親」でも「放任型の親」でも、「あれ買って」「これ買って」という要求が多くなります。対処方法としては、「支配型の親」でも「放任型の親」でも同じですが、「放任型の親」が読みやすいようにまとめました。
- 「放任型」の親、15の約束 そのD「心配を言葉にする」
- 子どもが部屋に閉じこもった時、「放任型の親」はそのまま放っておく人が多いです。「支配型の親」の場合はそれが正解ですが、「放任型の親」は放っておいてはいけません。心配する気持ちを言葉にして、子どもに伝えて下さい。
- 「放任型」の親、15の約束 そのE「よく叱る、よく褒める」
- 「放任型」の親には、子どもの意見を尊重し、自分の意見を言わないことを美徳と考えている人がいます。親の意見を押し付けすぎも問題ですが、親が親として時には褒め、時には叱り、時には意見をしないと、子どもは「無関心」「無責任」だと感じてしまいます。
- 「放任型」の親、15の約束 そのF「親の意見を子どもに言う」
- 「放任型」の親は、自分の子どもや配偶者ばかりでなく、周囲の人にも意見を言うのが苦手な人が多いです。そんな親の姿をみて、子どもは育ちます。子どもを変えるためには、親であるあなたが変わりましょう!子どもに意見を言うということ、まとめました。
- 「放任型」の親、15の約束 そのG「配偶者に相談出来るようにする」
- 夫婦関係の不和は、子どもの不登校の原因そのものであったり、その一因となっていることがあります。夫婦仲を改善すれば、子どもの問題も夫婦の協力で解決でき、また子どもの心を癒すことが出来るのです。
- 「放任型」の親、15の約束 そのH「無言の要求を汲み取る」
- 「放任型」の親は、子どもにどうやって声をかけるか、常に考えて下さい。子どもが要求を言葉にしやすいように配慮を続けていると、子どもが何を訴えたいかわかるようになります。子どもの「無言」に隠れている「要求」を汲み取り、不登校を克服しましょう。
- 「放任型」の親、15の約束 そのI「心を健康に保つ」
- 「放任型」の親は、自分の意見を言うのが苦手です。そのため、自分の中の悩みや愚痴もなかなか話そうとしません。自分の中で溜め込んでしまっては、心が不健康になり、不登校を解決する妨げになってしまいます。心の健康を保つ方法、まとめました。
- 「放任型」の親、15の約束 そのJ「積極的に相談、実行する」
- 「放任型」の親は、不登校の子どもを抱えても人に相談しないか、相談してもアドバイスを聞き流す傾向があります。アドバイスの善し悪しを判断し、良いと思ったアドバイスは積極的に実行するようにして下さい。「実行」しなければ、不登校は解決しません。
- 「放任型」の親、15の約束 そのK「自己評価をあげる、自分を褒める」
- 「放任型」の親は、自己評価が低い傾向がありますが、本当にダメで自己評価が低いわけではないように思います。あなたが家族のためにしていることに、心を込めて下さい。そして心を込めたことを評価して下さい。そうすれば、自己評価を高めることが出来ます。
- 「放任型」の親、15の約束 そのL「子どもを褒める」
- 「放任型」の親は、自己評価が低いあまりに、子どもに対しての評価も低くなりやすいのです。そのため、子どもの褒めるのが苦手です。親が自分自身を褒められるようになったら、子どもを褒めるようにして下さい。そうすれば不登校は克服出来るかもしれません。
- 「放任型」の親、15の約束 そのM「短期目標を立てる」
- 「放任型」の親は、「支配型」の親に比べて、なかなか行動しない傾向にあります。気苦労を重ねるよりは、小さな目標を立てて、達成に向けてとにかく行動して下さい。その目標をひとつひとつ達成してゆく先に、不登校克服があります。
- 「放任型」の親、15の約束 そのN「スキンシップをする」
- 「放任型」の親は、自分が世話を焼きすぎると、子どもの自主性を損なうのでは・・・と感じていて、それが原因で子どもに十分な愛情を伝えられていない可能性があります。スキンシップは、子どもに「安心」と「愛情」を与えます。是非、活用して下さい。
- 「放任型」の親、15の約束 番外編「あなたが行動する」
- 「放任型」の親が「15の約束」を守るために必要なのは、「行動起こす」癖をつけることです。悩んでいるだけでは、不登校は解決しません。最初は小さなことからで構いません。あなたの「行動」が、子どもを救うのです。
- 不登校体験談 -放任型の親- 前編
- 子どもに善悪を教えるのは、親の責任です。子どもを尊重するばかりだと、子どもは善悪を学ぶ機会を奪われてしまいます。親の責任に、目を背けないでください。「放任型の親」が子どもの不登校を克服した体験談を紹介します。
- 不登校体験談 -放任型の親- 中編
- 「親が責任をもって子どもを守る」・・・子どもにこう感じてもらうことは、子どもに力を与えます。親なら誰しも、心の奥底でこういう気持ちを持っているはずです。「放任型の親」はそれを言葉や態度で、存分に子どもに伝えてください。体験談、中編です。
- 不登校体験談 ?放任型の親- 後編
- 「頼れる親」「何でも話せる家族」、親子や家族の信頼関係が高まれば、子どもの心は安定します。そのためには、まず親が変わる。Sさんは見事それに成功し、子どもは学校に復帰しました。体験談、後編です。